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花粉症は夜に症状がひどくなることが多いです。
でも、それは何故でしょうか?
花粉の飛散量は朝方から徐々に増えて行き、昼頃にピークを迎え、日が落ちるに従って飛散量は減っていきます。
花粉症の原因が花粉で、花粉に反応して症状がひどくなるのなら、夜は花粉症の症状が緩和されるはずです。
ですが、実際には夜の方が花粉症の症状がひどくなる場合が多いです。
多くの花粉症の方が疑問に思っているのではないでしょうか?
そこで今回は、夜に花粉症の症状がひどくなる原因と、対処方法についてまとめました。
なぜ花粉症は夜に悪化するのか?
花粉症が夜になると症状がひどくなるのには、3つの原因があります。
マスト細胞
近年の研究によって、アレルギー反応を起こす原因は、マスト細胞だと判明しました。
このマスト細胞は、血管に関連する組織には必ずある細胞で、体の至る所に存在します。この細胞の役割は長い間わからないままでしたが、近年その役割の1部が解明されました。
研究発表によると、このマスト細胞はアレルギー反応を起こす花粉などに反応して、炎症原因物質を排出、炎症原因物質に反応して体内で炎症が起こる、これがアレルギー反応が起こるプロセスだと考えられています。
まさにマスト細胞は、アレルギー反応の根本的な原因です。
まだまだ、分からないことが多いマスト細胞ですが、夜に花粉症がひどくなる原因は、マスト細胞が排出する遅効性の炎症物質が原因ではないか?と言われています。
現段階では、マスト細胞が炎症原因物質を排出するプロセスは、よく分かっていません。
そのため、マスト細胞に対してアレルギー反応を予防する手段はありません。ですが、研究が進めばアレルギー反応を根本的に解決することができるのではないか?と期待されています。
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自律神経
人間は自律神経を、昼には交感神経を、夜には副交感神経を、と交互に切り替えて生活しています。
夜に切り替わる副交感神経は、体をリラックスさせる効果があります。
副交感神経が働き、体がリラックスすると、鼻水や咳の症状が出やすくなります。そのため、夜に花粉症の症状がひどくなると言われています。
また、花粉症の症状がひどくなると、交感神経と副交感神経の切り替わりがうまく行かなくなり、その結果、花粉症の症状がひどくなることもあります。
室内に取り込んだ花粉
室内に入り込んだ花粉は、入り込んだ当初は空中を浮遊しますが、時間が経過すると部屋の床などの底部に堆積します。
そのため、寝る体制になって呼吸器が部屋の下部に近付くと、堆積した花粉を吸い込み花粉症の症状が出るのではないかと考えられています。
花粉症が夜ひどくなる場合はどうしたらいい?
花粉症が夜にひどくなる場合の対処方法は、大きく分けて2つの手段があります。
1つめは、花粉を除去方法です。
・マスクを着けて寝る
・空気清浄機を付けて寝る
・花粉が堆積しないようにこまめに掃除する
・うがい、手洗い、外出から家に戻った際には花粉を払ってから入る、などの花粉を家の中に入れないようにする
2つめは、花粉症の症状を出ないようにする方法です。
・睡眠時間をしっかりとる
・適度に運動する
・ストレスを溜めないようにする
・健康的な食事を心掛ける
・飲酒、喫煙を控える
この2つの方法を実施していけば、花粉症の症状を緩和、抑えることができます。
まとめ
花粉症は夜にひどくなる傾向があります。夜に症状がひどくなるのは仕方のない部分もありますが、適切に予防を行えば症状を緩和、抑えることができます。
ここで紹介した方法を試してみて、症状が収まらないようなら、病院にいって相談するのが良いと思います。
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