【スポンサードリンク】
花粉症の症状は、咳や鼻水だけだと思っていませんか?
実はあまり知られていませんが、花粉症は悪寒や頭痛の原因ともなります。
花粉症は、通常無害な花粉に体の免疫機能が反応して、様々な症状を引き起こしています。つまり、花粉症の方は、体の免疫機能を制御している自律神経が乱れていると考えられます。
今回は、花粉症によって引き起こされる、悪寒と頭痛の原因と対処方法をまとめました。
花粉症で頭痛だけの場合の原因と対処方法は?
花粉症は頭痛だけを引き起こすこともあります。
頭痛だけだから、花粉症とは関係ないと決めつけずに、花粉症による頭痛の可能性も考えてみて下さい。
花粉症による頭痛の原因
花粉症によって、頭痛だけを引き起こす原因は鼻です。
花粉症の方の鼻の粘膜に花粉が付着すると、鼻の免疫機能は花粉を攻撃するために、花粉が付着した粘膜で炎症を起こします。
鼻の中で炎症が起こると、炎症した部分は腫れて、鼻の中の空気が通るスペースが狭くなります。
スペースが狭くなると、狭くなった分だけ空気の通りが悪くなります。
空気の通りが悪くなると、それだけ息苦しくなります。
そして、花粉が多い時期には、花粉は大量に鼻の粘膜に付着します。
すると、花粉症の方は花粉が付着した鼻の粘膜の箇所、全てで炎症を起こします。
その結果、鼻の空気の通るスペースは炎症によって、殆ど塞がれてしまいます。鼻が塞がれて充分に酸素を取り込むことができなくなると、軽い酸素欠乏症の状態になり、その結果頭痛を引き起こしてしまうのです。
これが、花粉症によって頭痛だけが引き起こされるプロセスです。
そして、恐ろしいことに、この鼻の炎症は慢性化することもあります。
慢性化すると炎症が花粉の時期過ぎても、なかなか収まらずに不定期に頭痛を引き起こします。
慢性的な頭痛に悩まされている方は、鼻が原因と疑ってみることも必要だと思います。
花粉症による頭痛の対処方法
花粉症による頭痛の対処方法は、鼻の空気の流れを良くすることで症状が緩和されます。
そのためには、鼻の免疫機能のアレルギー反応を抑えて炎症が起こらないようにすることが効果的です。
病院やドラッグストアで販売されている、抗アレルギー薬を使用するのが良いと思います。
また、花粉をできるだけ体内に入れないように、花粉予防眼鏡やマスクをつけることも効果的です。
風邪と花粉症の頭痛の見分け方
また、違いが分かり難い風邪による頭痛と、花粉症による頭痛を見分ける方法があります。
風邪による頭痛は、2?3日もすれば症状が緩和してきますが、花粉症による頭痛は花粉のシーズンが終わるまで症状が緩和しません。
この違いを見極めて、適切な治療を行うことが、症状を悪化させないために大切なことだと思います。
【スポンサードリンク】
花粉症で悪寒がする原因とは?
花粉症によって悪寒を感じる方もいます。
花粉症によって引き起こされる、悪寒の原因は正確には分かっていませんが、免疫機能を制御している自律神経に原因があると考えられています。
そもそも、花粉症は本来無害な花粉を敵と免疫機能が認識して、体外に排出するために起こす反応が、咳や鼻水といった症状の原因です。
そのため、花粉症の原因は免疫機能を制御している自律神経に問題があると考えられています。
そして、自律神経は免疫機能以外にも、沢山の機能を制御しています。
その中の1つに体温があります。
体は体内に細菌が入ると体温を上げて、細菌を殺そうとします。そのため、風邪をひくと体温が上がります。
体が体温を上げようとすると、体は熱を体内に溜め込むため、皮膚の表面の温度は逆に低下します。
そのため、普段皮膚の表面の温度を感じて生活している本人にとっては、体温は上がっているのに、悪寒を感じるという逆転現象が起きるのです。
そして、免疫機能が花粉を敵と認識している、ということは、免疫機能を制御している自律神経も花粉を敵と認識していると予想されます。
その結果
体内に花粉が入ってきた=体に敵が侵入してきた、と自律神経が勘違いをしているのではないかと考えられています。
その結果、花粉を細菌と誤解した自律神経は体温を上げる、本人は悪寒を感じるということになります。
これが、花粉症によって悪寒を感じる原因と言われています。
花粉症で寒気がする場合の対策方法は何?
花粉症で悪寒がする場合の対策方法を紹介します。
マスク、花粉予防眼鏡を使用する
悪寒を抑えるには、花粉を体内に入れないことが大切です。
マスクや花粉予防眼鏡を使用して、体内に花粉を入れないようにすれば、症状が緩和します。
体を暖める
人間は熱を体内に溜め込むと、体の表面の温度が下がります。そして、悪寒を感じます。
そのため、体の表面の温度を暖めると症状が緩和されます。
まとめ
花粉症は場合によっては、悪寒や頭痛を引き起こします。
悪寒や頭痛は、花粉症の症状ではないから関係ない、と決めつけずに、自分の症状とよく照らし合わせて、もし花粉症を原因としていると疑われるなら、早めに治療をすることが大切だと思います。