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普段は無色透明な痰だが、インフルエンザにかかると黄色の痰になってしまう。
普段見慣れないため不安になる…果たして黄色の痰はどういうものなのかを紹介する。
黄色の痰は病原菌の死骸!?
インフルエンザに限らず風邪を引いた時、痰の色が「黄色」もしくは「黄緑色」になったことはないだろうか。
普段とは違う痰の色にドキッとするが、「異常」ではないことを先に説明しておく。
では、「なぜ痰の色が無色透明から黄色」になるのかということである。
黄色の痰には肺に入った細菌やホコリ・白血球の死骸が含まれておりその結果、色が変わってしまうことになる。
つまり、黄色の痰が出るということは免疫作用がきちんと働いており、インフルエンザウイルスと戦っている何よりの証拠である。
医者としても「黄色の痰が出るかどうか」で身体の免疫作用がきちんと働いているかどうかを確認している。
私も以前風邪を引いた時に「痰の色は何色ですか?」と医者に尋ねられたのだが、そういう意図があったということを今さら理解した。
ここでまずいのが、インフルエンザウイルスにかかっていたとしても痰の色が変化しないということである。
これは身体の免疫作用が働いていないことを指しているため、症状が悪化しやすくなることが予想される。
そのため、タミフルやリレンザを服用してもらいインフルエンザウイルスの増殖を抑えて、身体の免疫作用を強くする必要がある。
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痰は飲み込まず吐き出す
普段痰を吐かずに飲み込む人がいるのだが、これは決してよくはない。
先ほど紹介したとおり、黄色の痰の場合は「白血球の死骸」とあるため、身体が必要ないと判断したものを排出しようとしている。
しかし、それを無理やり飲み込むことは言わずもがな、身体にとってよくはない行為である。
つまり、痰は飲み込まずに吐き出すことが重要である。
もし仮に飲み込んでしまってその痰が肺や気管支に入ってしまうと、死骸の中でもまだ生き残っているウイルスがいるため、
症状が悪化したり別の病気を引き起こす可能性があるため、注意すべきだ。
赤色の痰は緊急!すぐに医者へ
インフルエンザ後に赤色の痰が出る場合がある。この赤色は何を示しているのかと言えば、血液である。
肺もしくは気管支が炎症を起こしその結果、血が出てしまうこともある。それが痰と交じり合って血痰と呼ばれるものが排出される。
平常時にも痰の中に血が交じることもあるが、これの多くの場合は鼻血と交じることもある。
この場合は、自然回復するため病院へ行く必要はない。
しかしながら、血痰の場合は肺もしくは気管支に何か異常を来しているため、すぐに医者に診てもらう方がよいだろう。
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