天然うなぎと養殖うなぎの相場の違いは何か?流通量の大きな違いがあり…


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あなたは天然うなぎを食べたことはあるだろうか?あると答えた人、その値段は覚えているだろうか?
実はあなたが食べたのは養殖うなぎの可能性があるほど、流通量が少なく相場に大きな違いをもたらしている。
なぜ、天然うなぎは高級品とされているのかを検証してみる。


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天然うなぎは、卸値価格12,000円/kg

この事実を知っている人はどれくらいいるだろうか。
一方で、養殖うなぎは卸値価格「5,000円/kg」ほどである。

これをスーパーで加工し、私達が口に出来るように加工した場合、

天然うなぎ:3,000円/100g
養殖うなぎ:1,000円/100g

となるだろう。

では、なぜこれほどまでに「相場に違い」があるのか。

日本は元々うなぎが取れやすい国として成り立っていたが、近年の科学技術の発達によって、うなぎの住処である「川」や「田んぼ」に問題が発生した。
その問題とは「水質汚染」や「河川が整備され住処がなくなった」ことだ。

そのことにより「うなぎ自体が少なくなり、自然的に増やそうにも住処がなくなってしまった」ということになる。

調査の結果、日本で流通している天然うなぎは、全体の1%にも満たない。

つまりは、99%以上は養殖うなぎとなっており、基本私たちが食べているうなぎは「養殖」である。

更に「日本人はうなぎ好き」という認識が諸外国にも通達され、その結果、天然うなぎの稚魚である「シラスウナギ」が乱獲。
結果として天然うなぎは「絶滅危惧種」と認定されるほど、その数を減らすことになった。

現在は、乱獲が禁止され保護される動きとなっているが、それでも中々天然うなぎの数は増える気配がないとされている。

まとめると「なぜ天然うなぎと養殖うなぎに大きな相場の違いがあるか」については、
「天然うなぎが乱獲などによって、絶滅危惧種に認定され、その個体が少なくなって希少価値となったから」
ということになる。


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相場以外の違い

では、天然うなぎと養殖うなぎに相場以外に大きな違いはあるのか。
天然うなぎの大きな特徴としては、

・5月下旬から11月下旬が旬
・泥臭い
・独特の癖がある

とされている。

私たちが思っているうなぎとは大きくかけ離れている。

一方で養殖うなぎは、

・養殖のため年中旬
・味や匂いに癖がなく日本人好み

とされている。

つまり、養殖うなぎしか食べたことがない人が、天然うなぎを食べると「不味い」という人がいるということである。

それはなぜか。養殖うなぎの味に慣れてしまっており、天然うなぎ本来の味を食べたことがないからである。
もちろん、逆に「天然うなぎが美味しい」という人もいるが、食べ慣れた方が美味しいと答える人の方が多いだろう。

では、蒲焼きにした場合、何か違いはあるのか。

うなぎに携わる人でもその見分けがつきにくいとされており、素人ではまず判別が不可能とされている。

つまりは、養殖うなぎが私達にとっての「うなぎ」ということになっている。

では、なぜ養殖うなぎがこれほどまでに私達にとって良いものになったのか。
それは餌であったり養殖技術の発達によるものである。

元来、うなぎの養殖は盛んな方であったが、ここ数年の発達により「品種改良」「与える餌の質」「飼育方法」が大幅に見直され、安価で美味しい養殖うなぎを作ることに成功した。
今後、益々養殖うなぎが美味しく更に安くなることは間違いないと考えているが、養殖うなぎだからと言って毛嫌にすることはないようにして欲しい。


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