ノロウイルスの感染経路は?どのようにして感染するのかを調べてみた!


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ノロウイルスの感染経路というのをご存知だろうか?感染者の嘔吐や下痢などに含まれる微細なウイルスからという漠然として認識を持っている人も多いだろう。
今回は改めて感染経路について調べてみた!

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ノロウイルスの1次感染経路は?

ノロウイルスの感染経路としては、経口感染がほとんどである。

経口感染とは「病原微生物(ノロウイルス)を混入した飲食物を摂取して、体内へ侵入。感染する」というものである。つまりは、直接ノロウイルスというものがあなたの体内へ侵入して感染するというものである。経口感染の例としては

・ノロウイルス

・O157

・コレラ

などがそれに当たる。経口感染のやっかいな所は、感染した動物(人間)を含む糞便などに含まれており、更に水からも感染することである。

よって、ノロウイルスの感染経路として有名なのが「感染者の糞便を触ったりすると感染する」というのは事実ということになる。

 

まず、家族全員がノロウイルスにかかっていないという状況を想定して欲しい。上記の理論で行けば「感染する要素がない」ということになる。

それは、「ノロウイルスに誰も感染していないので、感染者の糞便を触る機会がない」ためである。そのため、1次感染というものが存在する。感染となるトリガーだ。

そのトリガーとなるのが「食品媒介感染(食中毒)」からと言われている。その食品とは、あなたもご存知の

・牡蠣などの二枚貝

である。しかし、牡蠣を食べたからと言って、全員がノロウイルスに感染するということではない。

 

それは一体なぜなのか。牡蠣からノロウイルスに感染する要素として更に重要なのが「熱」である。ノロウイルスは、熱に弱く加熱さえすれば死滅する。つまり、生牡蠣を食べるときのノロウイルスとして有効なのは「加熱」である。加熱といっても、しゃぶしゃぶの様にサッと火を通せば良いのかと言えばそうではない。

目安としては、85℃以上で1分以上が有効である。もし、秋から冬にかけて牡蠣を食べるときは必ず85℃以上1分を守るべきである。特にお鍋が美味しい季節となるので、ついつい加熱時間が甘かったり、温度が低い状態で牡蠣を食す場合があるので、「ちょっと加熱しすぎたかな?」というくらいが牡蠣にとってはちょうどくらいである。

なお、ノロウイルスは酸に強いため、胃酸などでは十分に死活できないため、腸へ届いてしまい発病してしまうということになる。


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ノロウイルスの2次感染経路は?

では、次に多くの人が感染すると言われている2次感染経路についてだ。この2次感染経路とは、ここでは、

・牡蠣を媒介としない感染経路

と位置づけている。つまりは「人から人」の感染経路である。

 

家族の誰かがもしノロウイルスにかかってしまった場合、注意すべきポイントは嘔吐物と糞便からの「飛沫感染」である。ノロウイルスは軽くふわふわと空気中を彷徨うことが出来てしまう、そのため、嘔吐物や糞便をそのまま放置してしまうと、ノロウイルスが空気中を漂い始め、その空気を吸ってあなたの体内へ侵入し、感染するというケースである。

目には見えないだけにやっかいである。

では、この対策についてはどのようにすればよいのだろうか?

 

それは、ノロウイルスに感染した人の嘔吐物や糞便をきちんと処理するということである。その時、処理する人には、

・マスク

・ビニール手袋

・エプロン

を着用することをオススメする。これは、直接、嘔吐物や糞便を触るため空気中よりもノロウイルスへ接触する機会が増え感染するリスクがUPするためである。

なお、これらの着用したものは、処置が終われば速やかに捨てることをオススメするので、使い捨てのものがベストである。もしくは、古くなったものだ。洗濯機で洗っても熱でノロウイルスを加熱することがないため、ノロウイルスが残ってしまうためである。

 

処理が終われば、床などはきちんと「次亜塩素酸ナトリウム」で浸すようにすべきである。これは、ノロウイルスを死滅させるとされており効果を発揮しているためである。なぜここまでするのか?と疑問に思う人もいるかと思うのだが、冬場になるとフローリングや畳の上にカーペットを敷く家庭もあるだろう。

しっかりと処置をしたのだが、そのカーペットに僅かに染みてしまったノロウイルスが2週間以上後になって空気中を漂い感染したというケースが報告されているためである。

 

それだけ、ノロウイルスはしぶといものという認識を持ったほうが良いだろう。

 

更にわすれてはならないノロウイルスの感染経路としては「トイレのドアノブ」である。トイレのドアノブのトイレを使うとき、必ずと言っていいほど素手で直に触るものである。そのため、ここを媒体としてノロウイルスに感染するという報告が後を絶たない。

よって、ノロウイルスの感染が確認できれば嘔吐物や糞便以外にも「トイレのドアノブ」もきちんと次亜塩素酸ナトリウムで消毒することが必要となってくる。

ノロウイルス感染経路のまとめ

・ノロウイルスの1次感染経路としては「生牡蠣」などの2枚貝を十分に加熱していない時に起こる。

・加熱する場合は、85℃で1分以上

・2次感染経路としては、人から人へ。嘔吐物や糞便などを経由して感染する。

・処置する場合は、ビニール手袋・マスク・エプロンを着用して行い、処置が終われば捨てる。

・ドアノブやカーペットに染みこむ場合があるので、嘔吐物と同様に消毒をする


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