なぜ大阪は台風で暴風警報は出にくいのか?3つのポイントが影響している


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台風の時期になっても大阪は無縁なことが多い。それは、暴風警報が発令しにくいためである。
実際に大阪に住んでいても暴風警報で学校が休校になったことは数回もない。なぜ、これほど大阪は暴風警報が出にくいのか。


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内陸

大阪は日本の中でも内陸部にあるところである。
そのため、海に面する部分が少なく台風の影響が周りの県で遮断されてしまうためである。

隣の奈良県も同様である。

内陸にあることは、つまり周りの県が盾になってくれて台風の勢力を弱らせている。
ということになる。

例えば、沖縄を通過した台風の勢力が945hPaであったとしても、大阪へ近づくにつれ960hPaなど勢力が弱くなるのは、
陸地に上陸をし徐々に勢力が弱くなるためである。

そのため、太平洋上沖にできた台風の影響を直接受けるため、
沖縄は暴風警報や大雨警報が発令されやすいことになる。

ちなみに大阪よりも和歌山のほうが勢力が強いのは、この内陸が影響しているためである。
和歌山と言っても太平洋側は、台風の影響を受けやすく市内は大阪と同じく影響を受けにくいということになる。


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台風発生から時間と距離がある

基本的に台風は発生から時間と距離が空けば空くほど、勢力が弱くなる。
これは日常で例えるなら、うちわで扇いだ際、うちわにいる方が涼しく、少し離れると弱くなるという事柄に酷似している。

単純に沖縄と距離があるためである。

更に時間に関しても沖縄の方が早く上陸し、大阪は遅く上陸するということになる。

実は大阪は台風の影響を受けている

とは言っても、大阪に台風が来ないかと言えば嘘になる。
実際、ここ数年で見ても台風が接近したことがあり、大雨になることはあった。

しかし、問題となっているのが「暴風警報」が発令されにくいということだ。
これは、内陸の理由が大きく影響しており、台風の進路は大体、沖縄→九州→四国・中国→近畿という順番である。

地球が自転しているため、この大きな進路は変わることがないだろう。

大阪を含む近畿は、この流れで行くと最後になりそれまでに数度上陸を繰り返している。
上陸を繰り返すということは、それだけ勢力が弱くなるということに繋がる。

そのため、過去最高クラスの台風と豪語されてたものであっても、大阪に来る頃には勢力が弱く、大体、熱帯低気圧に変化している場合が多い。

また、学校や仕事に大きく影響する朝方に実は台風があまり来ていないことになる。
経験則としては、夜から深夜にかけて大阪に急接近しそのまま朝方には台風一過となっている。

これは、たまたまとは言え珍しいことであると言える。

今後、台風がしばしば発生し大阪へも影響があると思うが、実際、懸念しているほど上陸はしないと私は考えている。

最後に、なぜ大阪は台風で暴風警報が発令されにくいのかと言うのは、

・内陸という立地のため台風の影響を受けにくいため
・台風発生から時間と距離があるため
・数度上陸を繰り返すことによって、台風自体が弱くなるため

が私が考えた理由である。


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