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年に数回、訓練と評して大津波警報の緊急メールが一斉に送信されることになっている。
果たしてこの時のメールの内容はどのようなものなのか?また誰が書いているのか?を調べてみた
大津波警報の緊急メールの内容はこれだ!
発生時によって多少変化はあるが、緊急メールで伝えたい目的はこれになる。
・大津波警報が発表された
・各市町村の指示に従って下さい
・避難行動を取って下さい
というものである。これに分かる範囲でどこの地域が避難区域なのか(訓練であれば大阪府沿岸全域)を記載されている。
発信できる文字数が限られているので、実際に大津波警報が発令された場合は、複数通に分かれてメールが届くと予想している。
例えば、1通目は「大津波警報」が発令されたこと。2通目は「対象の区域」。3通目以降、どのような避難をすべきか。何か持ち物は居るのかなど細かい指示。
と予想出来る。
なお、訓練時に実際に受信したメールの内容は、
11時03分に大阪府沿岸全域に大津波警報が発令されました。各市町村の指示に従って、適切な避難行動を取って下さい。
というあっさりしたものである。
また、大津波警報とあるが津波警報には段階があり、
・大津波警報
・津波警報
・津波注意報
がある。大津波警報と津波警報については、緊急メールで送信されることになっているが、津波注意報はメールされない。
それぞれのレベルとしては、
・大津波警報:3メートルを超える津波
・津波警報:1メートルから3メートルくらいの津波
・津波注意報:1メートル未満の津波
と表現されている。今回であれば、3メートル以上の津波が来たと想定して訓練されている。
というのも、南海トラフ巨大地震が発生すると近年予想されておりそれに向けて迅速な対応と大阪府民の意識付けが目的とされている。
また、毎年緊急メールは届かないなどのシステムトラブルがあるので、それに対してシステム改修ができたかどうかの言わばテストも兼ねていると私は考えている。
今回の訓練対象の人数は880万人とされており、それぞれ持っているスマホ端末は設定が異なっていたりバッテリーがなくなりかけなど多種多様に及ぶ。
それをテストするとなると、膨大な数のスマホを用意する必要があり現実的ではないだろう。
そのため、恐らく仮想のテストをパスして、実機テストをしたいけど端末を準備できないから、あなたのスマホに向けてメールを送ってみよう。
という流れになったと私は考えている。
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訓練の意味とは一体?
昨年も大津波警報の緊急メールをテストするなど、訓練の実施が頻繁にあるように思える。
これだけあれば、実際に南海トラフ巨大地震が発生した場合、「どうせテストでしょ」と思ってしまう人も中にはいるだろう。
このように訓練をすることは良いことを捉えがちだが、ITが発達した今日、似たようなメールが来たらスルーしてしまうという現代ならではの問題もある。
では、どうすればそのようなことを回避出来るのか考えてみた所、解決策としては、
・訓練をしない
・訓練を事前に告知しない
ということだろう。訓練と分かって訓練を受けるのと、本当かも知れないと意識して受けるのでは自ずと結果が違ってくる。
もちろん、訓練と後で判った場合、クレームになるかも知れないが、目的は何かを再認識して見ると、訓練することではなく、実際に起こった場合スムーズな対応が出来るかどうかにあると考えている。
そのためには、訓練を事前に告知しないというのは理になかっている。
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